はじめまして。親と子の心理コミュニケーション協会代表理事の中野日出美です。
このたび、たくさんの方々のご協力とご愛顧の末、この協会が設立できる運びとなりましたことに、まず心から感謝いたします。
私は17年ほど前から心理セラピストとして活動を開始し、8年ほど前に心理セラピースクールを開校いたしました。
そのなかで、たくさんのクライアントさんや受講生の方々の心の深い部分や、人生の光と影を共有させていただきました。
そして、私たち全ての大人が抱える生きにくさや問題の多くは、子ども時代の親と子の関係性に起因するということに気づかされました。
子ども時代の親と子の関係性は、生きにくさや悩みというネガティブな面だけではなく、幸福や成功、愛情、健康という人生の質を決定するポジティブな要素にも同じように深く関わっています。
親が子どもに与える言語、非言語のメッセージは子どもの人生全体に、光となり、影となり影響を及ぼし続けます。
親からしてみれば子どものためと思って伝えた言葉が、子どもの生きにくさの原因となってしまうこともあります。また、言葉とは裏腹な表情が、子どもの心を傷つけてしまうこともあります。
さらには、子どもとの直接的なやりとりではなく、親の生き方や社会との関わり方そのものが、良くも悪くも子どもの人生に大きな影響を与えます。
私、中野日出美のセラピーメソッドの大きな特徴は、顕在意識と潜在意識の両方に働きかけることです。
これまでこのメソッドを使い、クライアントさんが子ども時代に親から受けたネガティブな影響に対処してまいりました。その効用については大変高い評価をいただいております。
しかし、私自身も2人の子どもを育てた母親の1人として、常に考えさせられていたことがあります。それは今現在、リアルタイムで各家庭では親と子の関係性が育まれており、お子さん、お1人お1人の大切な人生を決定するやりとりが行われているということです。
それも、多くの場合は親が子どものためを思って、良かれと思って発してしまうメッセージです。知らず知らずのうちに愛するわが子の心や人生を蝕んでしまう可能性があるコミュニケーションとは、どのようなものなのか?
そして、自分らしい幸福な人生を自らの力と責任で築いてゆける子どもを育むコミュニケーションとは、どのようなものなのか、を1人でも多くの方に伝えたいという思いで設立したのが、親と子の心理コミュニケーション協会です。
親と子の心理コミュニケーション協会の理念は、お子さんのお持ちの全ての親御さん、そして、親を持つすべての子ども達のより良い生き方を支援することです。お子さんをお持ちでない方はいらしても、かつて子どもでなかった大人は1人もいません。
つまり、すべての大人たちと子ども達がより生きやすく、より幸せに、より自分なりの成功を掴むためのお手伝いをさせていただきたい、と心から思っております。
この協会を通して、すべての親御さんとお子さんの心からの笑顔と親密性が増えるように邁進してまいります。