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  • 一般社団法人 親と子の心理コミュニケーション協会 

yomikikase02_w200今日は、都内のある保育園で、『ねんねこ コトラ』の読み聞かせをしました。

今日出来上がったばかりの見本を持って、案内された部屋に入ると、元気なお子さんたちが10人ほど。

「こんにちは~。今日は、『ねんねこ コトラ』の絵本を読みにきたよ」とコトラの表紙を見せると、みんな、興味をもって、私の方に駆けよってきます。

「ねぇ、見せて、見せて~」とせがむ子や、「ねんねこコトラ、ねんねこコトラ」と、コトラの名前を呼び続ける子、私にべったりとまつわりついて離れない子と、みんな、『ねんねこ コトラ』を読んでもらうのが嬉しくて、大興奮の様子。

このままでは、寝かしつけるのは難しいな、と思いつつ、「『ねんねこ コトラ』はこんな絵本なんだよ」と、まず絵本を最初から、最後まで1ページずつめくって見せます。

絵本の中で登場する不思議なキャラクターたちに、好奇心が刺激されたらしく、お子さんたちの目はらんらんと輝いています。

「今から、この『ねんねこ コトラ』を読みますね。すると、ぐっすりすやすやとお昼寝できますよ」と言うと、

「いやだ! 最後まで寝ないも~ん」

あるお子さんは、大きなかわいい目をますますパッチリさせながら、はしゃいでいます。

私は覚悟を決めて、『ねんねこ コトラ』を読み始めました。

「今からお話するのはね、自分のことをトラだと思っている、しましまもようの子ネコのこと。名まえはコトラ。コトラはね・・・」

yomikikase01_w200『ねんねこ コトラ』を3分の1ほど読んだところでも、おこさんたちは、全く寝る気配がありません。

あるお子さんは、わたしにべったりとくっついたままだし、あるお子さんは、好きなように動きまわっています。

また先ほど「絶対に寝ない」とキッパリ宣言したお子さんは、おめめをパッチリと開けたまま、興味深そうに話に聞き入っています。

そこで、私はある方法をとることにしました。

すると・・・

その部屋の気配がすっかりと落ち着いて、静かになってきました。お子さんたちを見渡すと、みんな目を閉じています。

そのまま、読み聞かせを続けていきます。

やがて、1人のお子さんが、ちいさなかわいい寝息をたてはじめました。

そして、また1人と、また1人と、次々にすやすやと眠っていきます。

『ねんねこ コトラ』を最後まで読み終わると、保育士さんは言いました。

「あら! 全員寝てる・・・ ビックリしました・・・

たいへん勉強になりました」

実は、保育施設のようなところで、複数のお子さんに読み聞かせをする場合には、ちょっとしたコツがあります。

でも、ご家庭でお子さんに1対1で読み聞かせをする場合には、普通に読んでいただければ、大丈夫です。

ただ、『ねんねこ コトラ』は、普通の絵本とは違って、お子さんの心に働きかける心理学的な工夫がたくさん組み込まれています。読み聞かせ方のポイントを学ぶことで、さらに効果的な読み聞かせができるようになります。

『ねんねこコトラ』すこやかねんねの読み聞かせセミナー では、そうしたポイントをお話します。

お子さんの寝かしつけに悩んでいらっしゃる方、従来の寝かしつけ本にはお子さんが興味を示さなかったり、飽きてしまった方、効果がなかった方には、お役に立てる内容です。

なお、『ねんねこ コトラ』を一般書店(ネット書店を除く)でご購入いただいたレシートを、受付でご提示いただくと、このセミナーに、無料でご参加いただけます。

詳しくは、『ねんねこコトラ』すこやかねんねの読み聞かせセミナー をご覧ください。

ご参加を心からお待ちしています。